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節番号

ばべるばいぶるで用いている各聖書の節番号に関する説明です。

  1. 章番号・節番号について
     ばべるばいぶるではさまざまな聖書を節単位で対比する関係で、節番号がぴたりと一致しなければなりません。ところが実は節番号が異なるということがままあるのです。最近は旧約はBHS(ヘブライ語聖書参照)、新約はNA(ギリシア語聖書参照)の節番号に準拠することが多くなりましたが、特に旧約聖書では従来の節番号と異なることがあるまです。
     そこで、BHS/NAと章番号・節番号が異なる箇所については、節冒頭に[3]のような形でその聖書本来の章番号・節番号を記載しました。
     このとき、BHS/NAと区切り方が違う箇所では、便宜的に[3a][3b]のように表記していますが、その聖書では本来単に「3節」となっています。また、詩篇の各篇のタイトルは、従来の聖書では無番号、BHSでは番号が与えられているのですが、そういう部分は便宜的に[0][00]などと呼んでいます。
     章番号まで異なる箇所についても、章単位モードではBHS/NAの章番号に基づいてふるまうので、その聖書本来の章に含まれる部分が前後に移動してしまうことがあります。


  2. エステル記(ギリシア語)の章番号・節番号について
     旧約聖書続編についてはLXX(ギリシア語聖書参照)の章・節番号を用いるべきですが、LXXも版によって節区切りがかなり異なるので困ります。新共同訳がやっているように、現在刊行中のゲッティンゲン版の区切りに準拠すべきところですが、唯一例外的にそれを採用しなかったのは旧約聖書続篇のエステル記(ギリシア語)です。なにしろA:1:2:3:B:4:C:D:5:6:7:8:E:9:10:Fというアルファベットと数字が混在した非常に奇妙な順番となっています。正編エステル記と共通するところは数字、正編にない部分はアルファベットにしているというわけなのですが、処理が面倒くさくてたまりません。そこでここに関してはWorld English Bibleの章・節番号を採用しました。


  3. シラ書〔集会の書〕の章番号・節番号について
     シラ書〔集会の書〕には第1章の前に序文がついています。新共同訳ではこの序文の節番号がやたらに細かいのでびっくりしますが、実はこれはオリジナルである七十人訳の行番号にほかならず、組版が変更されたら変わってしまうような性質の番号です。
     そこでシラ書序文は第1章第1節とあわせて「第1章第1節」扱いしました(やたら長いですけど)。そして各聖書につけられた節番号を[ ]囲みで記しました。このとき序文は[0]とか[0:節番号(行番号)]のように書いてあります。


  4. 節が切れていない部分などへの対応
     翻訳の都合で節区切りをまとめている場合があります。そういう部分は章モードでは最初の節にまとめて表示しています。たとえば2-4節が区切られていない場合は、3節と4節を空欄とし、2節のところにすべて掲げて[2-4]と表示しました。
     また、翻訳の都合で節の順序が異なる箇所は、最初の節にすべて掲げ、その後の節を空欄とします。たとえば[7][5][6]という順序になっている場合は、6節と7節を空欄にし、5節にすべてを表示し、本文中にもとの節番号を表示しました。



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