リファレンス文法・は
- リファレンス文法とは
みなさんは高校のときに古文をやったでしょう。「あり・をり・はべり・いまそかり」とか「せ/○/き/し/しか/○」とか、文法をいろいろ覚えさせられてうんざりした人も多いに違いありません。%myname%ももちろん、そういう伝統的な覚え方こそが王道だと思っているんですが、それをそのまま%contents%で繰り返すのも芸がありませんので、ここではあえて、「ひける文法」をこしらえてみました。
つまり、実際に出てくる文語の語尾の形をアイウエオ順に並べ替えて、訳と文法説明をつけてみました。
例文はすべて文語聖書からとりました。ただしルビをつけるのが面倒なので原文のヘンな漢字表記は、適宜読みやすく変更しました。出典を明記したので気になるならちゃんとばべるばいぶるで引き直してください。訳は%myname%のものです。
- べけん(や)
~できるだろうか、できはしない。「べし」の奈良時代未然形+推量の助動詞「ん(=む)」+疑問・反語「や」。この場合は必ず反語なので、いきなり「できはしない」と訳してもかまいません。「べし」は多義語ですが、この表現の場合は可能「できる」の意味がほとんどです。
(例)その木物をつくるに用ふべけんや その木は物を作るのに使えはしない。(エゼ:15:3)