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ドイツ語聖書

ばべるばいぶるで用いているドイツ語聖書に関する説明をします。

  1. 聖書データの説明
     ドイツ語聖書の各バージョンについては、
    ルター聖書(Wikipedia)
     聖書翻訳(Wikipedia)
    をご覧ください。ここでは、ばべるばいぶるで用いているバージョンのデータ入手元や変更点に即して解説します。
     以下、略称とは画面上で聖書を選ぶときの名前、略号とはURLのあとにつけるパラメータでの名前です。


  2. Die Luther-Bibel von 1545(ドイツ語T)
     略称=ル1545(独T)、略号=l1545
     作業状況=1
     宗教改革でおなじみマルティン・ルターが1545年に訳したものです。ネットで1545年版と書いているものはたいていはスペルは現代風にアレンジした次の1912年版なのですが、ここでは当時のスペルそのままのLutherbibel.netからいただきました。読みにくいので覚悟してください。塩谷饒『ルター聖書』(大学書林)は、ルター訳解読に便利な参考書ですので、併読をおすすめします。
     やたらにある | 印は朗読の際の切れ目(Virgel)を示すものです。もとは / ですが、当ばべるばいぶるでは / を改行の意味に使っているので改めました。
     原著にある聖書の他の箇所への引照は削除せず残し、また原著にある脚注は本文内に()囲みで埋め込みました。
     なお、原著の新約聖書の順は現行のものと一部異なります。具体的にはヘブライ人への手紙とヤコブの手紙が、ヨハネの第3の手紙のあと、ユダの手紙の前に入っています。
     ばべるばいぶるには聖書本文しか収録しておりませんが、ルター聖書には各種の序文や各書への解説が入っており、それらも文学的価値が高いので、ルター聖書1534年版序文類としてまとめて掲載しております。


  3. Die Luther-Bibel von 1912(ドイツ語T)
     略称=ル1912(独T)、略号=l1912
     作業状況=1
     ルター訳をベースに1912年に部分的改訳をしたものです。なお、ネットで「ルター訳1545年版」と銘打って配付されているテキストも、たいていはこの1912年版のようです。Unbound Bibleからいただきました。


  4. 携帯モードでの表示
     シフトJISでは記号つきローマ字を表示できないので以下の変換を行います。
    • aのウムラウト(Ä ä)……大文字Ae、小文字ae
    • oのウムラウト(Ö ö)……大文字Oe、小文字oe
    • uのウムラウト(Ü ü)……大文字Ue、小文字ue
    • エスツェット(ß)……β


  5. 入力時の文字変換
     記号つきローマ字を入力するとき、PCではキーボードをドイツ語にして直接入力したり、IMEの文字コード一覧表から入力したり、画面からコピー&ペーストしたりしてもかまいませんが、とてもわずらわしいことでしょう。まして携帯では記号つきローマ字の入力は不可能です。そこで入力のときには次の変換を行います。
    • aのウムラウト(Ä ä)……大文字Ae、小文字ae
    • oのウムラウト(Ö ö)……大文字Oe、小文字oe
    • uのウムラウト(Ü ü)……大文字Ue、小文字ue
    • エスツェット(ß)……sq
    最後のエスツェットはssでもszでもありません。ssやszはエスツェット以外にも出現しますが、sqは出現しないのでこう定めました。



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